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ラグジュアリー企業の業績

 世界のラグジュアリー企業の業績が絶好調で、シャネルの前期(21年12
月期)売上高は前の期に比べ54.7%増の約1兆9861億円、純利益はお
よそ3倍の約5113億円でした。
 19年12月期と比較しても売上高は27.4%増、純利益は68.5%増
と、コロナ禍前の水準を大きく上回りました。
 これはシャネルに限らずで、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトン、エルメ
ス、グッチやサンローランなどのブランドを展開するケリンググループなども
同様で、売上高・利益ともにコロナ禍前の19年の水準を上回っています。
 いずれも免税店の売上高は回復途上にあるものの、行動制限がいち早く緩和
された欧米の地元客による売り上げが堅調で、業績を押し上げています。
 日本においては、3年ぶりに行動制限がなかったGW前半を含む4月の百貨
店売上高は前年比で2ケタの増収となり、中でも高級品の販売増が顕著でした。
 百貨店全体の売上高はまだコロナ禍前の19年の水準には届きませんが、足
元の消費はかなり回復してきているように感じます。

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