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白 露

 最高気温が30度に届かず、朝晩の気温が20度前半に下がる今の時期から
しだいにすごしやすくなります。暦の上では大気冷えて草露に濡れる「白露」
の季節です。
 夜になると放射冷却により地表面が冷え、冷やされた草木に空気が触れると
空気中の水蒸気が凝結し、水滴となります。これが「露」で、秋の季語とされ
ます。
 すぐに消えてなくなってしまう露に、人の世の儚さを映して詠んだ句は多く、
太閤秀吉の「露と落ち 露と消えにし我身かな 浪速のことも夢のまた夢」や
小林一茶の「露の世は 露の世ながらさりながら」もそうした句の一つです。
 印象は対照的で、栄華を極めた秀吉の句には人生を「夢」と達観する余裕を
感じる一方、幼子を亡くして詠んだ一茶の句からは命の儚さに対する悲しみと
やるせなさが伝わってきます。

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